低入札価格調査に関わる労務監査

広島県から広島県社会保険労務士会が「低入札価格調査に係る労務監査」業務の依頼を受け、私はその労務監査員に選任されました。

古い話しになりますが、バブルが弾けて公共投資が抑制され、公共投資に係る入札で異常に安価な見積もりを提出する業者が増えたことから問題視されていた問題です。入札価格を安く抑え利益を出すために、従業員を社会保険や雇用保険に加入させず、残業代や休日割増賃金も支払わず就労することを強いる企業が多数出たからです。その結果、遵法精神のある企業は入札の度に難儀をしていました。取り敢えずは公契約(≒公共投資)に係る元請企業を対象とするそうです。

県の職員さんからも説明がありました。

今年が初年度のため未知数が無限にある職務ですが、こんな未知数無限の職務が私は大好きですから、兎に角やってみることにしました。その為、改めて建設業界のことを学習することにしました(自分の体験と知識だけでは漏れがある可能性がある為です)。しかし、建設業界は昔しから元請企業、下請企業、孫下請企業、一人親方等々、重層的で複雑な構造になっていて、業界内で使用する言葉に独特のものがありますから、その言葉に慣れることに難儀をしそうです。