革新性を創造する

ある社長から「ものづくり商業サービス革新事業補助金」にチャレンジしたいというご相談がありました。

この"補助金"は事業計画書を提出したのちに、補助金の対象候補とするか否かを採択するので、社労士が通常手続き代行している厚生労働省の"助成金"とは性格を異にします。そして、採択されるポイントは「革新性」です。

私は早速、会社にお伺いして社長から「今後展開する事業の概要」をお聴きしました。この補助金の提出期限は5月中頃ですから、社長さんからすると「まだ時間的にはユトリがある」と考えられていましたが、私の過去の体験から考えるとユトリは全く無いのです。その為、「早速」お伺いした次第です。

そして、社長から事業概要をお聴きした処、

①確かに自社の従来業務と比較すると革新的と言えるが、

②業界内・異業種間で考えると既に大手企業がそれに近いことを行っているので革新性に乏しい内容

であることがわかりました。

この状態は「よくあること」なのです。そして、このまま応募しても応募数が多いので、採択決定する人に「この事業の革新性」が目立たず採択されないであろうと判断しました。その為、これから「革新性」を創造し際立たさせる作業が必要となり、応募期限までユトリが有るようでユトリが無いのです。

従って、これから社長と一緒になって「差別化要素」を付加し「革新性」を創造していき、日付と金額を決めることで「夢」を「計画化」していきます。そして、実は、この作業を予めすること・ブレーンストーミングすることが、実際に事業を開始してから役立つことになるのです。何故なら、「夢」や「想い」を元に実際に行動し始めると、厳しい市場で他社と競争し顧客から選別されるという試練に直面するから、計画段階で「差別化」と「革新性」を出来うる限り創造しておくことが大切になるのだと私は考えています。ただし、「差別化」や「革新性」は余りに強烈なものだと新規事業が失敗する確率が高い(顧客が"ついてこれない")ため、チョッと古いコマーシャルですが「一味違う〇〇〇味噌!!」と"一味"程度違うことが大切であると経験則上思っています。

 

コメント: 1 (ディスカッションは終了しました。)
  • #1

    Audie Benham (土曜日, 04 2月 2017 15:43)


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