物価目標よりGDP

政治に無頓着な私の独り言です。

最近の政府は「デフレ阻止のため物価2%UP」という目標ばかり言っていますが、物価よりも、どうやってGDP(国内総生産)を増やし国民の生活を豊かにするかという方が大事なのではないでしょうか?

物価(モノの値段)は相対的に市場で決まるものであり、物価が上がっても必ずしも国民の生活は豊かにならないと思います。それよりもGDPを増やす方法を考え実施した方が国民の生活は豊かになるのではないでしょうか? スタグフレーションに陥れば、物価は上がるがGDPは増えず国民の生活は更に困窮してしまいます。国民の生活がより豊かになった指標として「物価の2%上昇」を選択するのは如何なものかと私は考えます。どうも「手段が目的に転化」してしまっているような気がしてなりません。可笑しなことにならなければ良いのですが・・・・・。

「手段が目的に転化してしまっている」のと似た現象が企業内でも起こっていないでしょうか?これを防ぐには、会社の「本当の社会的役割は何か(何を以て社会に貢献したいのか)」を考えるしか無いと思います。企業でも「何を行うことで社会に貢献するか」「貢献の度合いを測定するために何を指標として選ぶか」は非常に大切なことです。