新しい資本主義 成長と分配

新しい資本主義(成長と分配)が言われていますが、私は昔から給与体系再構築のご依頼があったお客様には「経営の安全を確保」し「従業員の経営意識を育む」ために「人事考課を元にした付加価値分配方式」をお勧めしています。

これは、簡単に言うと「企業が生み出した価値(付加価値)の一定比率を人件費として配分し、企業が生み出す価値が増えれば従業員に分配する人件費・労務費の金額も増える、減れば減る」仕組みです。

私は昔しから、企業に内在する非生産的な仕事を排除し不要な残業代等を削減することを目的としてお客様にお勧めしていましたが、安部元政権が「働き方改革」を推進するようになったので人事考課制度の重要性が一層増し、岸田新政権が「新しい資本主義(成長と分配)」を目指すようなので付加価値分配方式の重要性が増したようです。

付加価値分配方式はそんなに難しいモノではないのですが、付加価値という考え方にお客様は慣れていらっしゃらない場合が多いので、最初は皆さん戸惑いながら取り組まれます。

人事考課制度と合わせて1~2年(テスト試行期間)かけ、激変緩和措置をとりながら、その会社に合うようにカスタマイズ(一定のルール創り)していくことで、ソフトなスタートをして頂いています。そして、その中で一番時間を費やすのは人事考課(評価制度)に慣れて頂くための練習です。