取締役の反旗

経営改善の相談を受けた企業で、3月初旬から業務改善に着手しています。この会社で、社長以外の取締役が全支店に社長を誹謗中傷するFAXを送付してしまいました。着手している業務改善のことには一切触れずに、社長個人や夫妻のことを誹謗中傷しているのです。

私が推測する処では、この企業は急成長をした企業で、古参取締役にとっては、いま社長がやり始めた会社の改革(仲良しグループから会社組織への脱皮)は自分達の既得権が侵される可能性が強いと考え、あろうことか推進しつつある業務改革の内容ではなく社長個人を誹謗中傷してきたのです。

このFAXの事実を知ったときに社長は激怒し逆上していましたので、私は「会社組織が成長を続ける途中ではよくあるケースです。社長は感情的にならず冷静に"会社の将来のこと"と"他の従業員のこと"を考えて対処することが大切です。感情的になると相手の思うツボです。」とお伝えし、諸策を教授しました。

急成長することは一見素晴らしいことにも思えるのですが、その過程ではどうしてもヒズミが出るものですネ・・・。過去、成功したベンチャービジネスの数社にアドバイスしてきましたが、このときには「過去に固執せずに上手く"脱皮"できるか否か」で次のステージに進出できるか否かが決まるようです。

業務改革や会社の組織改革を行うときには反抗勢力と遭遇するのが当たり前のことであり、出来るだけそれを解決するよう努力するのですが、今回のケースの場合は、反旗を翻した取締役さん達は取締役を期中で辞任してもらうしか方法は無いようです。相互の信頼関係が崩壊していますから・・・。