不運な労災被災者

業務上の労災事故で被災して、短期間に4つの病院を転院した被災者がいました。

最初の病院では「専門医がいないから・・・」という理由で応急処置だけしてもらい、専門医がいる病院を紹介してもらい転院されました。

次の病院ではMRI検査を必要としたのですが、その病院ではMRI検査の順番待ちの人が多いため、MRI検査だけは別の病院でうけるよう医師に勧められ別の病院でMRI検査をうけ、検査結果をもって元の病院に戻って診察をうけたそうです。

その結果、手術が必要であることがわかったのですが、その病院では手術待ちの人も多いため、医師から別の病院で手術をしてもらうよう勧められたので、医師の紹介のもとに別な病院で手術をしてもらいました。

なんか病院が意図的にした訳ではないようですが、「たらい回し」されているような観があります。しかし、意図的ではないので運が悪いとしか言いようがありません。但し、その分私も余計に転院届を作成しなければならないので大変です。

因みに、昔し話になりますが、私の過去の体験では1週間で7軒の病院を転院した人が短期間最多記録です。業務上労災事故で「むち打ち症」になったことが原因だったのですが、先に行った病院ではどこも「むち打ち症」と診断して貰えず最後に行った病院でやっとその診断をしてもらえた記憶があります。そして、このとき私は転院した病院の順番を間違えて転院届を作成した記憶があります。

そして別の案件ですが、精神疾患に罹患していると思い込んだ従業員が1カ月間で9軒の病院で診断してもらっていた記録もあります。余談ですが、こうなると、「あなたは病気です」と診断してくれる医師を本人が探し回ったとしか言いようがありませんでした。