セミナー参加「女性の力を結集した街の活性化ビジネスの創造」

昨日の土曜日は、仕事の合間を利用して、また気分転換を兼ねて、大学間連携講座「女性の力を結集した"まち"の活性化ビジネスの創造」というセミナーに参加してみました。講師は、女性だけを雇用して起業している㈱Herstory Plusの代表取締役 さとう みどり様でした。 残念ながら、セミナーへの参加者は、かつて無い位に少ないものでした。 ㈱Herstory Plusさんは、「一人の女性が管理できる売上金額は1億円程度まで」という考えを元に、関連会社をいくつか設立し、名前入り乳児用リュックサックをヒットさせた会社、学習塾に通う子供を対象として学習塾と連携して塾用弁当や無添加食材を使った飲食業を営む会社、宮島口を活性化させるために喫茶図書館兼お土産物店を営む会社などを経営していらっしゃるようです。 勿論のことインターネットのHPも活用されていらっしゃるようですが、基本路線は知人・友人等の"人の輪の広がり"をベースにしてビジネスをされていらっしゃいました。そして、「人とのつながり」を「点」から「線」に、「線」から「面」へと広げていくことは、ビジネスの基本中の基本だと私も思います。 しかし、講師のお話しをお聴きして、私は「確かに女性ならではの視点から、消費者が求めているであろうこと」にビジネス・チャンスを見いだされているようですが、「マーケットの規模」と「企業としての対応」を考えると、フリーマーケットの延長線上のビジネス(敢えて言えば"趣味としての生業")の域を出ていないと思いました。 そして、セミナーへの参加者が少ない理由を納得した次第です。 しかし、セミナーが終了後に、参加者の一人が会場の前に躍り出て、「私はハーブを栽培しています。私もヒトの輪を広げたいのです。どうぞ皆さん、私の作ったハーブを見てください」と言い出したのには驚きました。