健康診断で異常値

ある会社の健康診断で、幹部社員の健康診断結果に「㌏-GTP」の値が3442と記載されていました。この数値は「0~50」が基準値とされます。これはアルコール中毒を意味する数値です。健診翌日に健診センターから呼出しがあり再検査を受けたようですが、その結果の連絡は無いそうです。

この数値はお酒を飲むと高い値になり、酔いが醒めると下がるものらしいのです。一般的な仕事であれば本人の意思でお酒を控えることで数値を下げることができますが、この社員は居酒屋の責任者であり(お酒が職場に売るほどあり無意識のうちに飲酒してしまう可能性が高い)、他の従業員に聴くと「普段は仕事中もアルコールを飲んで仕事をし、アル中の症状も出ていた」というから本人の自覚にだけ頼る訳にはいきません。

そこで会社としては、職場で飲酒していたので懲戒処分することは後回しにして、本人の安全を確保する為に止む無く「医師の診断書により就労可能であるか否か」の判断ができるまで本人に休業を命じることになりました。