新入社員を評価・指導するタイミングです!!

今年4月に入社した社員も、入社して3カ月が経過しました。この3カ月で色々なことを学んでくれたことと思います。しかし、入社面接時には見せなかった個性もこの3カ月間で見せたことと思います。中には期待通りに成長している人もいるけど、中には期待外れの人もいると思います。しかし、まだ入社したばかりですから、今から見捨ててしまう訳にはいきません。

また、新入社員も入社して3カ月経過した今の段階で、会社のことが多少わかり始め、仕事のことも少しわかり始めていますから、要望や不平・不満も持ち始める時期です。このとき、この不満や疑問を先輩や上司が聴くことも必要なことです。

ここで「人間は他人の良し悪しは分かっても、自分自身のことが一番わからない動物なのだ!!」ということを考えてください。新入社員は、会社組織という、いままでとは全く違う環境の中に入り、いままで「良し」とされていたことも「ダメだ」と言われることもあります。また、当然のことですが、他の新入社員と比較すると優劣の差がついてしまいます。同じように「出来る」と言っても、レベルの差もあります。

しかし、まだ見捨てたり格差をつけるには早すぎます。まだまだ育てていかなければならない時期です。昔しから「玉も磨かざれば石の如し」といいます。

だから、いま敢えて新入社員を上司が評価し、仕事上の能力のことは兎も角として、会社組織の中で生きていく上で、その人の良い点(強み)と悪い点(弱み)を敢えて指摘し、強みを伸ばし弱みをカバーできる人材にしていく必要があります。そして今の段階では、能力よりも「人間性」を評価し、その中でも真摯さ(真面目にコツコツとやっているか否か)を特に重点的に指導すべき時期です。

親は子供がかわいいから厳しく躾し教育します。会社の同僚や上司もそれと同じです。新入社員がかわいければ、嫌がることでも厳しく教え、同僚や上司にとって嫌なことでも敢えて本人のために指摘せざるを得ない場合が多いのです。これをしなとい本人達は、誰も治すべき点を指摘しないので「これでいいのだ!!」と思い込んでしまい、2年後、3年後にはトンデモナイ社員に育ってしまいます。

是非、新入社員の評価を行い、本人と話し合いをしてください。特に、最近の新入社員は能力的には優秀でも、先輩や上司が知っていて当たり前と思うようなことさえ知らない人・生まれてから親からも学校からも教えられていない人が多いので、いまの段階で改めて話し合いをすることが大切です。