従業員の病死に伴う手続き  埋葬費と傷病手当金

滅多に無いことなのですが、昨年9月から私傷病で休職していた従業員さんが亡くなられてしまいました。女性従業員さんで、配偶者は既に他界し、喪主は成人して独立した生計を営むお子様が務められます。

この場合の手続きなのですが、埋葬費(葬式代の実費として最高5万円まで)が手続きをすれば貰えます。 尚、添付する埋葬費の領収書と明細書は原本であることが必要です。

そして未請求の傷病手当金も手続きをすれば貰えます。ただ、問題なのは本人が既に死亡しているので傷病手当金の各項目をどのように記入するかです。私も久し振りのことなので自信がないため「けんぽ協会」に確認しました。そうした処、

健康保険証の番号や生年月日の欄には死亡した本人のことを記入し、(ウ)被保険者の氏名と印、(カ)被保険者の住所の欄には傷病手当金を貰う人(相続人)の氏名と住所を記入して、当然のこととして銀行口座等に関する記載をする欄にも傷病手当金を貰う人(相続人)の銀行口座を記入すれば良いということでした。そして、本人との続柄がわかるものとして、除籍謄本を添付すれば良いことがわかりました。良く考えてみれば当たり前のことですが(6年ぶりで)咄嗟のときには不安になるものです。

ご本人のご冥福を祈りながら、この事務手続きを遺族の方にご説明させて頂きたいと思います。